アイデアスプーン 販路開拓・地域発信サポーター向けポータル

  1. アイデアスプーン
  2. 地方創生・地域活性
  3. デジタル技術で地域を活性化 テレワークや移住推進で地方創生目指す

デジタル技術で地域を活性化 テレワークや移住推進で地方創生目指す

2023年03月27日更新

PickUp記事:岐阜県養老郡養老町がテレワークで町興し(観光経済新聞2023.02.22)

岐阜県養老郡養老町で、地域活性化にデジタル技術を活用する事業が展開されています。
内閣府の交付金などを利用した本事業では、町内未利用施設をテレワーク施設「YOROffice(ヨロフィス)」に改装。
コワーキングスペース(シェアオフィス)やレンタルオフィス、会議室 (MTGスペース)のほか、ソロワークスペース(個別ブース)などを備えた同施設は、さまざまな用途での利用が可能となっています。(詳細については、YOROffice公式HP:https://yoroffice.jp/

また、同施設の利用促進を図り、以下のような事業も開始されました。
・DMCビジネス推進事業(シティプロモーション事業)

ひょうたんなど同町の特産品を始めとする、地域資源を活かした体験プログラムを提供。
・お試し移住推進空き家リフォーム宿泊施設事業

同町への移住者増加を目的に、空き家をリフォームして、中長期での利用が可能な宿泊施設を整備。
本事業を通じて、地域の魅力を活用しつつ、テレワークやワーケーションなど新しい働き方を提供し、企業進出や移住者増加を視野に入れた地域活性化に取り組んでいく模様です。

テレワーク施設などデジタル技術や空き家を活用した地域活性化 企業・観光客・移住者誘致へ

(引用:「移住定住ポータルサイトふふふぎふ」公式HP-イベント情報-その他-養老町テレワーク施設YOROffice(ヨロフィス)無料体験会【~6月30日(木)】

岐阜県養老町は、デジタル技術を活用した地域活性化に取り組むのにあたり、「養老町テレワーク施設進出企業補助事業」を開始しました。
本事業では、同町内にあるテレワーク施設「YOROffice」のさらなる利用促進等を目的に、以下のように、多角的なアプローチによる地域活性化が展開されているそうです。

<養老町テレワーク施設進出企業補助事業>
・DMCビジネス推進事業(シティプロモーション事業)https://yorodmc.com/
ワーケーションや企業研修旅行等を対象に、地域の観光事業と関連するような体験プログラムを提供する事業。

<体験プログラムの例>
・陶芸体験・絵付体験
・木工創作体験
・ひょうたんアート体験
・薬膳料理教室 など
・お試し移住推進空き家リフォーム宿泊施設事業https://yorootameshiiju.com/

移住者受け入れ環境を整備し、「養老町でのプチ移住体験」が可能な中長期的宿泊施設を提供することで、企業の進出や移住者増加を目指す事業。この際、移住体験先となる「レンタルハウス」に、リフォームした空き家を活用しており、空き家対策・住環境整備にもつながっている。

そもそも同町では、内閣府の地方創生テレワーク交付金を用いて、これまで未利用だった施設をテレワーク施設に改修することで、さまざまな働き方ができる環境づくりを実施してきました。(詳細については、内閣府令和2年度補正予算(第3号)「地方創生テレワーク交付金について~地方への新しい人の流れの創出、魅力的な働く環境の創出に向けて~」:https://www.chisou.go.jp/sousei/about/mirai/pdf/teleworkkouhukin_gaiyou210510.pdf

コロナ禍をきっかけに、働き方へのニーズが変化する中、地方におけるサテライトオフィスの開設や、テレワークを活用した移住・滞在への取り組みを支援しようと、国もまた、以下のような事業の推進を目的に、同交付金を設置し、地方への新たな人の流れの創出および首都圏への人口集中等の是正を通して、地方創生の実現を図っています。

<補助対象事業の例>
・サテライトオフィス等整備事業(自治体運営施設整備等)
・サテライトオフィス等活用促進事業(既存施設拡充促進等)

今回の同事業は、このような国の施策を上手く活用したものであり、
・テレワークやワーケーションなど多様な働き方の提案
・企業進出や観光客、移住者の誘致促進
・空き家や特産品など地域資源を地域活性化に活用
・空き家の改修で住環境整備に寄与
など、いろいろな面から地域に貢献している点からも、地域活性化を通じて、地方創生につながっていくような取り組みになりそうです。