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地域交流の場となる子ども食堂 コミュニティづくりで地域活性化に貢献

2023年01月10日更新

PickUp記事:習志野「秋津みんな食堂」こども食堂+地域みんなのくつろぎの場に(習志野経済新聞2022.12.13)

今年の12月、子どもや地域住民の交流の場「秋津コミュニティルーム」で「秋津みんな食堂」が開かれました。

今回開催された同食堂では、大人と子どもがそれぞれ別の部屋で、家族以外の人ともコミュニケーションしながら、食事の時間を楽しんだそうです。

生活の多様化等により、家族と一緒に食事をとるのが難しい子どものいる中、このような共食の場は、家族以外の地域の人々との交流拠点になると期待されています。

実際、同食堂も、食事の提供を通じて、子どもの居場所となると同時に、地域住民が交流・情報交換できるような、くつろぎの場となることを目的としており、コミュニティづくりなど地域の役に立つ存在を目指しているようです。

実際、秋津地域の人々をつないで貢献していこうと、食堂以外にも学習支援やイベント等の実施が検討されています。

子どもに食事・居場所を提供する子ども食堂 地域コミュニティの拠点にも

引用:平成30年3月農林水産省「子供食堂と地域が連携して進める食育活動事例集~地域との連携で食育の環が広がっています~」P.5:Ⅱ.子供食堂の運営実態 ①回答者概要 (3)子供食堂の活動目的

今年の12月、子どもや地域住民の交流の場「秋津コミュニティルーム」において、「秋津みんな食堂」が開かれました。

同食堂で食事を提供することで、

・子どもの居場所

・保護者がくつろげる場所

・地域住民との交流・情報交換の場所

として、食だけでなく、地域コミュニティの拠点と言う役割を担い、地域活性化に貢献するような活動を行う予定です。

子どもたちや秋津地域に貢献できるよう、食事だけでなく、

・いろいろな人や場所につなげる手助け

・学習支援やイベントなどに関連する活動

などの実施も検討されています。

今回の取り組みにある「子ども食堂」とは、子ども1人でも利用できる食堂がコンセプトで、無料または低額にて食事を提供する活動です。

子どもの貧困対策や地域の交流拠点となることがその主な目的で、子どもへの食事提供を通じて、

・栄養補給

・孤食の解消

・食育の機会

・地域交流の場

などのメリットがあります。

実際、地域住民との交流や食育などの場として、子どもたちに豊かな成長の機会を与えているとして、行政からもさまざまな期待が寄せられているようです。(詳細については、農林水産省公式HP-子供食堂と連携した地域における食育の推進:https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomosyokudo.html

例えば、地域住民と一緒に食事できる環境の提供は、子どもたちが食事のマナーや挨拶の習慣などを身につける機会創出につながります。(詳細については、平成30年3月農林水産省「子供食堂と地域が連携して進める食育活動事例集~地域との連携で食育の環が広がっています~」:https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/attach/pdf/kodomosyokudo-33.pdf

また、子ども食堂の多くは、食事や栄養の大切さ、地域の食文化などを子どもたちに伝えようと、栄養バランスだけでなく、地元の食材や郷土料理を提供して、以下について学べるよう、いろいろと工夫しているようです。

・食材の旬や栄養

・食事と健康の関係性

・地元の食材や郷土料理

子ども食堂と言う交流拠点の存在によって、多世代交流が促された結果、子ども・親・祖父母の各世代に対して、次のようなメリットを与えると考えられています。

子ども:

より多くの大人のモデルに出会うことができ、豊かな経験と自尊心を育める

保護者(親):

子育てなどに関する情報交換や相談の相手を得られる

高齢者:

世代間交流を通じて、生きがいや文化継承の機会を得られる

さらに、訪れる人々のコミュニケーションを活発なものにすべく、

・各テーブルに1人以上、地域の高齢者やボランティアなどの大人を配置

・食事の間、ボランティアが子どもを見守り、親がゆっくり食事できるよう配慮

・同世代または上の世代のボランティアと情報交換や相談しやすい関係づくり

など、世代間交流の推進にも積極的です。

子ども食堂の存在は、豊かな食体験等だけでなく、子どもたちを始めとする地域住民同士の交流を活性化しており、地域コミュニティづくりを通じて地域を活性化する活動と言えるでしょう。