2021年05月24日更新
1000年以上も昔から日本人に親しまれてきた甘酒は、日本人の健康と食文化を守り続けてきました。最近では、健康ブームや和食ブームにより、その価値が見直されてきていると同時に、全国で地域ブランドとして地域活性化に貢献しています。
PickUp記事:「大分市のエムライフシティが「フルーティー」もち麦甘酒 原材料も仕込みも全て大分」(大分経済新聞2021.4.4)
古くから日本で親しまれる「甘酒」がブームに
(引用:八海山HP)
8世紀に著された「日本書紀」に甘酒の起源とされる天甜酒(あまのたむざけ)に関する記述があるほど、甘酒は長く日本で飲まれてきた飲料です。エネルギーの元であるブドウ糖、体の機能を調節するビタミン、体を作るもとになるアミノ酸、この3つが豊富に含まれることから「飲む点滴」とも呼ばれています。
日本で長く親しまれてきた甘酒ですが、健康ブームや和食ブームのほか、八海山で知られる新潟の八海醸造が販売する「麹だけでつくったあまさけ」のように、味やデザインが洗練された商品が登場したことも後押しし、近年注目が高まっています。
なお、甘酒と一口に言っても、①米麹(こめこうじ)と米を原料とするものと、②酒粕を原料とするものの、大きく2種類に分類されることをご存知でしょうか。