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宮崎県延岡市 ローカルベンチャーが社会課題解決型の地域ブランド商品を開発

2021年01月27日更新

放置竹林や野生鳥獣など。地域の頭を悩ませる問題は数多くあります。宮崎県延岡市では、こうした害となっていたものを、本社を置くベンチャー企業LOCAL BAMBOOが森を育てる国産100%メンマ「延岡メンマ」の生産・販売を開始するなど、「害」となってきたものを、商品に生まれ変わらせ、地域活性化につなげようとする動きが始まっています。

PickUp記事:「延岡の農業ベンチャーが「延岡メンマ」販売へ 放置竹林の課題解決に」(日向経済新聞2020.12.23

放置竹林をメンマにして竹害を食い止める

(引用:日向経済新聞

日本人にとって竹は身近な資源として古くから親しまれ、生活用品や建材、たけのこ生産等に利用されることによって適切に管理されている竹林があります。しかしながら、人手不足や生産者の高齢化・後継者不足、プラスチック製品の普及や輸入タケノコの増加により、放置竹林が増加傾向にあります。

こうした放置竹林は、里山林等に侵入した竹は樹高の低い樹木を被圧・枯死させ、周囲を竹林化させてしまいます。これにより、多くの県で水源かん養、土砂崩壊防止、二酸化炭素吸収などの公益的機能の低下や生物多様性の低下、イノシシ等害獣への餌場、隠れ場所となること等が様々な地域で危惧されています。

そこで、今まで害とされてきた竹を逆転の発想で、商品につなげることができないかということが考えられ、その一つが主にラーメンの具材として親しまれているメンマです。国内で流通している主なメンマは、中国南部や台湾で育つ麻竹のタケノコを原料に生産されており、マチクは亜熱帯の気候でなければ育たず、国内での栽培は難しいものです。実際、メンマの原料となる乾燥タケノコは94.5%を中国からの輸入に頼っているが、飲食店では国産品を使いたいというニーズが増えています。

LOCAL BAMBOOでは、メンマの多くが台湾や中国に生息する麻竹という品種のタケノコを使用している中、延岡メンマは主に延岡に生息する孟宗竹を使用した国産100%メンマ「延岡メンマ」を開発しました。

その際、LOCAL BAMBOOは自分たちが本気で美味しいと思える味を追及しています。「放置竹林をメンマにして竹害を食い止める」という社会貢献に繋がる活動でも、美味しくなければより多くの人に親しんでいただくことができず、活動を継続的に行うことができないからです。