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廃棄される花を蒸留酒に ロスフラワーのリサイクルでSDGs貢献目指す

2023年09月25日更新

PickUp記事:盛岡の生花店のロスフラワーがジンに 廃棄素材に価値を見出す取り組みで(盛岡経済新聞 2023.08.24)株式会社LOSS IS MOREは、廃棄予定の花を使った新商品の販売を開始しました。

結婚式などで使用される花の多くは、まだ鑑賞できる状態にも関わらず、リサイクルされることもなく、そのまま廃棄されています。

このような廃棄予定の花を活用した事業について、盛岡で生花店を営む有限会社田村フローリストから相談を受けた同社は、花の香りを生かした蒸留酒「LOSS IS MORE GIN」の開発を提案。

同商品には、需要が偏りやすく、母の日が終わると大量廃棄されてしまうカーネーションが使用されているそうですが、そのほかにも、人気があるために恒常的なロスを発生するバラとユリを加えられており、サステナブルで新しい蒸留酒となっているそうです。

同商品の生産は、未活用素材を使用したジンづくりに取り組むエシカル・スピリッツ株式会社が担当。

香りが特徴のお酒である「ジン」に花を活用することで、強い花の香りが感じられ、その香り自体を楽しむために購入する消費者も多く、発売後から好評とのことです。

廃棄・非活用素材を使った製品開発や、サービスの提供を行う同社の取り組みを通じて、廃棄されていた花をリサイクル、新たな形・価値を持つサステナブルな製品が生み出されることになりました。

農産物同様、楽しめる期間の限られる花について、廃棄削減および資源の有効活用が可能となり、循環可能な社会の実現や、SDGs達成貢献につながることが期待されています。

ロスフラワーなどの廃棄素材をリサイクル カーネーションからクラフトジン製造

(引用:農林水産省公式HP-統計情報-分野別分類/作付面積・生産量、被害、家畜の頭数など-作物統計-作況調査(花き)-令和4年産花きの作付(収穫)面積及び出荷量より累年データ「花きの類別作付(収穫)面積及び出荷量(全国)」)
「ロスフラワー」は、結婚式場やホテル、生花店などで、まだ鑑賞できるのに廃棄されてしまう花を指す言葉です。

日本国内におけるロスフラワーの量は、年間10億本以上とされ、全体出荷数の3割以上にもおよぶと言われています。(詳細については、横浜市公式HP「中区ロスフラワープロジェクト」スタート!:https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/naka/2022/1101_LossFlower.html)

2020年3月以降、新型コロナウイルスの影響で、卒業式や各種イベント等が中止・縮小された結果、花きの価格下落や業務用を中心とした需要の急激な低下が起こり、花き生産者の生活が困窮するなどの問題が発生しました。

その際、需要の低下等の影響もあり、通常より廃棄される花が増加したと考えられますが、結果、業界の課題であるロスフラワーについても、注目されるようになった経緯があります。

今回の取り組みは、食品や花などの廃棄(ロス)に対して、サステナブルな視点から課題解決を図る株式会社LOSS IS MORE(https://lossismore.jp/)の新プロジェクトによるものです。

廃棄されている素材を新たな形で生まれ変わらせる新プロジェクト、アップサイクル コレクティブ「LOSS IS MORE」を同社が発足。

その第1弾として、以下の2社をパートナーに迎え、新プロダクトとなるクラフトジン「LOSS IS MORE GIN」を開発し、今年8月より販売しています。