2023年05月22日更新
PickUp記事:伊豆八十八ケ所霊場「御朱印帳」 復興目指し熱海の観光案内所でも販売開始(熱海経済新聞2023.04.24)
伊豆の霊場再興に取り組む伊豆霊場振興会は、伊豆八十八ケ所霊場の御朱印帳の販売を開始しました。
四国や知多半島の霊場同様、札所と呼ばれる霊場を中心に、多くの参拝者が地域を訪れるようになることで、霊場の復興につながるだけでなく、観光等に関わる地域事業者の集客に貢献できるなど、地域経済の活性化にも役立つことが期待されます。
現在、同霊場の御朱印帳は、熱海市観光協会の観光案内所「ワカガエルステーション」や、霊場の寺院のひとつである三明寺、熱海市内の宿泊施設などで販売されているそうです。
伊豆半島は首都圏からアクセスしやすく、温泉や豊かな自然のある魅力的な観光地と言えますが、その一方、衰退して以降、伊豆の霊場は復興されていませんでした。
同振興会の取り組みによって、現在、全長400キロにおよぶ参拝ルートが再構築されているほか、伊豆遍路を紹介するWebサイト「伊豆88遍路」の開設や、今回の御朱印帳制作と言った、さまざまな活動が実施されています。
遍路を通じて、地域の豊かな自然や歴史・文化に触れられるとともに、宿泊施設としてのニーズを温泉街にもたらしたり、近年注目されている御朱印集めに興味を持つ層の誘致につながったりすることが考えられるでしょう。
同振興会が霊場復活を目的に活動してきた結果、より幅広い層の観光客が伊豆地域に注目するようになるなど、地域の観光事業全体の活性化へとつながっていきそうです。
(引用:株式会社サイトプラス プレスリリース:「令和の虎」記念御朱印帳が、今日から販売開始!~伊豆にもお遍路があるんです!心身ともに癒されてください!~)