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店舗等が連携して生産者を支援 米の情報を発信する複合施設がオープン

2023年02月27日更新

PickUp記事:八重洲にヤンマーが体験ギャラリーや直営店舗新店 施設連携でコメの魅力発信(日本橋経済新聞2023.01.31)

米の生産者支援などを目的に、今年の1月、ヤンマーホールディングス株式会社(以下、ヤンマー)は、デジタル体験型ギャラリーやレストラン、米販売店舗などを同社複合施設「YANMAR TOKYO」にてオープンしました。(詳細については、ヤンマーホールディングス株式会社-HANASAKA(ハナサカ)-ニュースリリース:https://www.yanmar.com/jp/about/hanasaka/news/2023/01/12/118695.html

ヤンマーの価値観である「HANASAKA」への取り組みの一環として、同施設のギャラリーや店舗が連携しながら、米を中心とした情報を発信して、生産者支援につなげていく試み。

具体的には、全国で生産されている米の品種や産地にこだわったメニューを展開するレストランや、弁当のテイクアウト店舗、多様な品種の米を販売する物販店、米について学べる「ヤンマー米ギャラリー」、イベントスペース「HANASAKA SQUARE(ハナサカ スクエア)」などにおける活動を通じて、さまざまな形で米の魅力を広めていくそうです。

「YANMAR TOKYO」で米のギャラリー・店舗がオープン 連携して生産者支援を目指す

(引用:SAKEICE公式HP-商品紹介-店舗メニュー-アルコールアイス より 日本酒アイス

今回、ヤンマーが「YANMAR TOKYO」内にオープンしたのは、米に関するギャラリーや、米を中心としたメニュー・商品を提供する飲食店などで、店舗・イベントスペース・ギャラリーなどが連携して、生産者支援につながるような情報発信等を行う模様です。

具体的には、次のような施設が「YANMAR TOKYO」内に設けられています。

・イベントスペース「HANASAKA SQUARE(ハナサカ スクエア)」

来訪者の交流に役立つイベントなどを開催できるパブリックスペース。

・「ヤンマー米ギャラリー」

デジタル体験型の無料ギャラリーで、米作りの歴史などが学べる。

・「HANASAKA STAND(ハナサカ スタンド)」

ヤンマーの価値観「HANASAKA」に関連した人物や活動を映像等を展示。

・「海苔弁八重八」

ヤンマー直営のテイクアウト弁当店。米と海苔の産地にこだわった海苔弁当などを販売。

・「KOME-SHIN(米心)」(コメシン)

日本各地の米を2合から販売するほか、おむすびなどのテイクアウトメニューを提供。

・「SAKEICE Tokyo Shop」

https://sakeice.jp/

株式会社えだまめによる日本酒アイスクリーム専門店。原材料が米である日本酒を混ぜ込んだアイスクリームや、米を使ったノンアルコールアイスクリームを販売。従来の類似商品と比べて、アルコール度数のより高い商品を製造している。

・「YANMAR MARCHÉ TOKYO(ヤンマーマルシェトーキョー)」

https://www.yanmarmarche.com/food/restaurant/tokyo/

以下の2つの店舗を「YANMAR TOKYO」の2階に設置。

1.ヤンマー直営のイタリアンレストラン「ASTERISCO(アステリスコ)」

米を軸にした多様なメニューを提供。

2.「TOCHI-DOCHI(トチドチ)」

https://tochidochi.ana.co.jp/

ANAグループ(ANA X株式会社・ANAあきんど株式会社)の地域創生事業によるポップアップストア。日本各地の特産品などの期間販売を通じて、地域の魅力を発信。

今回の取り組みによって、米に関する情報を発信する場が設けられたことから、そこで販売される商品やメニューに関係する生産者等の食品関連事業者への直接的な支援効果が見込めます。

さらに、施設の集客力を通じて、周辺地域への観光客誘致が期待できるため、米の産地に限らず、施設周辺地域の経済活性化にもつながる取り組みと言えるでしょう。

米を使用したメニュー・商品のPR等を通じて、生産者を支援できるとともに、施設周辺における地域活性化にも貢献する、一石二鳥の活動になりそうです。