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フレーバーと商品開発 消費者ニーズを捉えて新たな商品価値を提案

2021年11月19日更新

PuckUp記事:消費者も気づかないニーズ 「香り」把握し開発に活かす 高砂香料工業(食品新聞2021.10.04)

食品や飲料を「美味しい」と感じるためには、味だけでなくフレーバー(香り)も重要です。実際、多くの食品企業は、フレーバーに着目した商品開発を行っており、フレーバーによってその商品の価値がより明確になることが多いです。

 

例えば、世の中には多様な炭酸飲料がありますが、もしそれらにフレーバーが入っていなかったとしたら、どうでしょうか。ただの砂糖水のように甘い味を感じるだけで、それほど美味しいと思えないのではないでしょうか。また、鼻の調子がよくないなど、フレーバーを感じられない状態で食品や飲料を味わおうとしても、いつもより美味しくは感じないでしょう。

 

このように、食品の美味しさにとって、フレーバーは重要な存在で、香料業界の最大手である高砂香料工業株式会社は、商品開発やマーケティングの際、この「香り」を切り口にした消費者ニーズの把握に努めています。事実、同社は、フレーバーを手がかりに得られた情報を自社の商品開発や顧客の商品設計における課題解決に役立てることで、より説得力のある商品提案やマーケティングに成功しています。

 

食品業界では、これまでもフレーバーに着目した商品開発が行われてきましたが、同社のように、商品開発からマーケティングまで、フレーバーを幅広く活用することで、業界や地域経済、社会などにどのような影響をもたらすのでしょうか。

 

商品開発とフレーバー 食品をより美味しく価値あるものにする「香り」の効能