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青森県大鰐町 町の活性化へ、特産のリンゴと赤ビーツで健康飲料開発

2021年04月15日更新

大鰐町青森県特産の「大鰐温泉もやし」の販売などを手掛ける「大鰐温泉もやし増産推進委員会」は、同町産のリンゴと赤ビーツを使った健康飲料「ブラッディアポー」を開発。2月24日より、大鰐町地域交流センター「鰐come」の売店で発売を開始しました。大鰐産食材の良さをPRし、町の活性化につなげようとしています。

PickUp記事:「青森・大鰐で健康飲料「ブラッディアポー」販売 地元産赤ビーツ使う

」(弘前経済新聞2021.3.16

逆境が「おおわにブランド」立上げの原点

(引用:鰐come Facebookページ

青森県大鰐町は、人口11000人、予算規模50億円ほどの町で、江戸時代に津軽藩主が好んだ大鰐温泉や、大正時代に開設されたスキー場もあります。津軽地方の南端に位置する大鰐町は、豊かな自然と緑に恵まれ、古い伝統の中に新しい施設を建設し、津軽の奥座敷として四季折々の美しさを満喫させてくれます。しかし、すでに閉鎖されたリゾート施設による約100億円の負債のため、20099月、財政破綻寸前とされる「財政早期健全化団体」へ転落してしまいました。

こうした危機に対して、2007年に民間のまちおこしグループ「OH!!鰐 元気隊」(おおわにげんきたい)が結成され、約130人が参加。「OH!!鰐元気隊」の9名が出資した設立した「プロジェクトおおわに事業協同組合」は、赤字続きであった公衆浴場や物産直売所、食堂等を備えた施設「大鰐町地域交流センター 鰐come」の指定管理を指定管理料0円で受託。初年度より黒字化を達成しました。

「OH!!鰐 元気隊」は、コミュニティビジネスを通じて「地域の活性化」を基本精神に持ち、鰐comeだけでなく、町全体が元気にする様々な取り組みを展開。大鰐町の情報発信や農商工そして観光など、すべての分野の拠点として、たくさんの素晴らしい産品を「おおわにブランド」として世界に発信していくことで、次世代の子どもたちに自信を持って手渡せる、夢と希望に満ちたすばらしい「大鰐町」を実現しようとしています。