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『廃校を利用したコミュニティーデザインの創造』

2021年04月01日更新

講師:合同会社WOULD 多田 朋和

合同会社WOULDの多田と申します。皆様はじめまして。本日は「廃校を利用したコミュニティーデザインの創造」というテーマでお話ししたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

シラハマアパートメントの運営

まず、千葉県南房総市白浜という所から本日参りました。場所としましては、都心から約2時間圏内で行ける、千葉県の一番下の端の所から参りました。

南房総市自体は7町村合併した市で人口は大体4万程の市になります。その中で、南房総市の一番下の端の綺麗な所で旧長尾小学校、長尾幼稚園が廃校になりまして、そこを改修して現在シラハマ校舎という名前で運営をしております。

シラハマ校舎を開校する10年前に南房総の白浜という所に私が移住をして、そこからシラハマアパートメントという名前で、4階建ての廃墟ビルを改修して運営をしていたのですが、去年の春にそこは閉館しまして、今シラハマ校舎1本で運営をしております。

千葉の南房総という所で起業する事のメリットにつきまして、まず、首都圏から2時間圏内の距離の場所で、なおかつ関東圏には大体総人口4千万人、日本の3分の1の人々が集中している所でビジネスをする事によっての、ビジネスチャンスがあると考えました。また、関東圏内でも有数の自然がありほぼ開発されていない、鉄道もまだ通ってない場所ですので、自然豊かな場所の中で、自身が主導する事で形にできたり、ストレスフリーの中で自由に作業ができる事が、非常に大きな利点になるのかなと思います。

先ほどお話したシラハマアパートメントは、海の目の前で築50年位になります。半年かけてセルフリノベーションをしまして運営を行っておりました。1階はカフェになっておりまして、2階が宿泊できるスペース、34階をシェアハウスとして貸出していました。

1階は元々社員寮で使われていた場所なのですが、そこを改修してカフェとして運営しておりました。カフェのメニューは地場の物であったり、例えばハンバーガーであったりカレーであったり、自家栽培したミントを使ったモヒートを提供していました。海の目の前という事で、日が沈む頃は水平線が多少薄らかには見えるんですけども、海の水平線を見ながら食事ができる様なスペースとして運営をしておりました。

2階は2部屋宿泊施設として運営していました。1部屋が和室タイプの部屋、2つ目は洋室タイプの部屋としてリノベーションをして利用できる様にしていました。